社畜のみなさまお元気ですか~?
どーも、社畜のアルティメットウェポン・ポコ太郎です!今回はカスハラの体験談という事で実際にあったカスハラをご紹介します。
ところで最近よく聞くようになった【カスハラ】とは一体何でしょうか?
カスタマーハラスメント
日本では2010年代前半頃から悪質クレーマーに対して和製英語の「カスタマーハラスメント(略称カスハラ)」の名称を用いる動きが見られるようになった。ただし、対象となる悪質クレームの範囲の解釈はまちまちであり、さらに「店舗と客」のトラブルに限定する場合や企業間の取引を含む場合があるなど定義は曖昧である。
2018年に厚生労働省でも議題となり、「消費者」とのトラブルを「カスタマーハラスメント」の名称で普及させる案などが検討された。出典:Wikipedia
カスハラはカスタマーハラスメントの略です。
今回は取引先の麻雀強要に悩むポコ太郎の話です。
それではご紹介します!
Contents
今回の登場人物
登場人物
・中小企業社長
・50代前半
・気が短く暴力的
・麻雀と女遊びが大好き
とある漫画のキャラにちなんで以下【ワシズ社長】と表記します。
麻雀にハマり、麻雀に狂うワシズ社長
サラリーマンの遊びといえば、ゴルフやフットサル、釣りにパチンコなどいろいろ挙げられると思います。
ある法人ではゴルフが盛んだったり、また別の法人ではフットサルが盛んだったりするのですが、誘われれば営業マンとして極力参加していました。
そんな中、麻雀に興味を持っているある法人の社長(ワシズ社長)が担当の営業マンを呼びつけて麻雀する事がありました。
さまざまなメーカー営業マンを呼んでは卓を囲み、麻雀がよほど楽しかったのか、次の日もしよう!その次の日もしよう!!とのめりこんでいきました。
それが毎日続くようになりました。
のめりこむきっかけを作ってしまったのが、ポコ太郎と他メーカー営業マン2人です。
営業マン同士、お互いをバカにしあいながら楽しく打つ姿を見たワシズ社長はご満悦でした。
そして営業マンがワシズ社長と打つときは当たり牌を見逃したり、わざと振り込んだりと、気持ちよく打たせていたのが麻雀へのめり込む原因となってしまいました。
いつしか、社長は月曜・火曜・水曜・木曜・金曜、たまに土日も麻雀をするようになりました。・・・って毎日じゃん!(じゃん!と麻雀をかけている訳ではありませんよ)
さすがに営業マンは日中仕事があるので夕方からの参加になりますが、夜11時半まで拘束されます。
拘束時間が長い上に毎日誘ってくるので他のメーカーの営業マンと協力して、週3回くらいの参加で済むようにローテーションを組みました(笑)
麻雀を打つ場所が汚い
打つ場所はワシズ社長の会社の空き部屋で、手積み(てづみ)というアナログなやり方です。
一度打ち終えたら麻雀パイを裏向きにしてジャラジャラと混ぜ、また積み直さなくてはいけませんので少し面倒くさいです。
空き部屋の衛生状態は悪く、ゴキブリがたまに出ます。
自社の経営する飲食店で出せなくなった業務用のラーメンなんかを食べさせてもらいながら打ちます。(賞味期限切れ)
パワハラを受ける可愛そうな従業員
メンツが集まらない時は、ワシズ社長は自分の会社の従業員と打ちます。
その時、従業員は死んだ魚のような目をして打ちます(汗)
なぜ、死んだ魚のような目をするのか?それは社長と打ちたくないからです!
社長からはさすがにアガりにくいですし、そもそも怖いオーラを出すのが精神衛生上良くないとの事でした。
ですので、従業員の方たちは麻雀ができる営業マンを集める事に必死になり、
「ポコ太郎さん、助けて・・・麻雀しようよ」
と誘いの電話がほぼ毎日あります。
社長の相手をさせられるなんて完全にパワハラです。
気性が荒い社長なので、打つときは従業員も営業マンも気が気じゃありません。
ロンなんて社長からしようものなら、
うおりゃああ!このガキいいい!
と半ギレです。
社長が負けている時は、麻雀牌のツモのスピードが遅いと怒ります。
麻雀の悲劇
ある日こんな事がありました。
気の弱い従業員の一人が役満(大三元)をテンパイし、本人も焦ってなんと社長からアガッてしまいました。
どうなったと思います?
・・・ぷるぷるしている社長。
・・・
このガキいいい!生意気なんじゃ!無し!今の無しじゃあ!!
ガシャーン!
なんと役満が成立していた牌ごと手で吹き飛ばしてしまいました。
フーフー言いながら怒り、結局従業員の役満は腹が立つからという事で、無しになりました。
これは一番やってはいけない事ですし、麻雀を冒涜しています。
その空気感、いまでも忘れられません。ちなみにその従業員は会社を辞めました。
営業マンの格付けを麻雀の強さで行う
ワシズ社長はただ麻雀をするだけでは物足りなくなり、営業マン同士を戦わせてランキング形式で強さを管理するようになりました。
そして、ワシズ社長と営業マンの点数を毎日記録し、ランキングを月ごとに発表するようになりました。
参加者は15人くらいいました。
ランキングが1位になると、社長がお願いを聞いてくれます。大体十数万円の機器を買ってくれるように頼む営業マンが多かったです。
このランキングのせいで、麻雀に参加している営業マンとそうでない営業マンが明確になり、麻雀に参加しない営業マンのメーカー製品は入りにくくなりました。
麻雀をそもそも打てない営業マンは多いですが、頑張って麻雀を覚えて食らいつく人が多かった様に思います。
このランキング、ワシズ社長も参加しているというのがミソです。
先ほど役満を無しにした話をしましたが、社長には権力という武器があります(笑)
弱いメンツを指導するという名目で卓を囲むセコさも発揮し、いつしかワシズ社長は毎月ランキング1位になります。
ワシズ社長が毎月ランキング1位になるので、社長を倒すと逆に機械が買ってもらえないんじゃないか?という風潮になり、一気に麻雀がつまらなくなりました。
ポコ太郎は7年ほど担当させていただきましたが、担当が変わってからも麻雀はず~~~っと続いています(汗)
最近はラインでグループを作り、ますます麻雀から逃げられない様になっているそうです。
まとめ
営業マンは機械を売る為にいろいろとお客さんの言う事を聞いてしまいがちですが、それに付け込んで自分の欲求を満たすのは良くないですよね。
定期的にコミュニケーションを取るための麻雀ならアリだと思いますが、強制参加で競わせる麻雀はハラスメントでしかなかったです。
嫌な事は嫌としっかり断る事が大事だと考えさせられる出来事でした。
自分の時間は自分の為にありますもんね(>_<)
以上、カスハラ体験談【強制的に麻雀をさせる社長】のお話でした!付き合いもほどほどにしないといけないですね(汗)