営業マンと密接に関わる「天ぷら契約」について

どーもポコペソ太郎です!今回は機械営業マンや保険業、不動産業などに関係がある「ぷら契約」についてお話ししていきます。

当たり前ですが、エビ天やイカ天を注文して契約するとかそういう話ではなく、営業用語の1つとして業界あるあるで存在します。

わかりやすく例えて言うと、警察官が犯人を「ホシ」と呼んだり、すし屋がお茶を「あがり」と呼んだりする事です。

それでは「ぷら契約」とはどんなものか説明していきます。

天ぷら契約、それは悪魔の契約・・・

今回この記事を書こうと思ったのは、ポコペソ太郎自身が最近「天ぷら」に悩まされていたからです。

その天ぷら契約とは何か?以下に自分なりの解釈で説明します。


天ぷら契約とは架空の契約の事です。また架空の確定を単純に天ぷらと呼ぶ事もあります。営業マンがノルマをクリアする為に、実際に決まってはいない契約を、決まったと会社に報告し、確定注文をでっちあげる行為です。

天ぷらは中身が見えませんので、外からは衣がついて立派に見えても中身が小さかったり、中身が無い場合もある事が語源のきっかけとなったと思われます。また、架空の確定注文、契約をでっち上げる揚げるとなり、揚げるものと言えばそう、天ぷら!!・・という説もあります。

汚点をプラスする事になる→オテンプラス→天ぷらなんていう考えもあり、諸説が多い業界用語でもあります。


天ぷらは美味しいけれど、食べ過ぎたら胃もたれしますよね

営業マンが天ぷら契約に走りがちなタイミングやパターンを以下に記載します。

  1. 新機種が発表されて営業がスタートしたが全く売れない時
  2. 他の支店と競争しており、僅差で他支店に勝てる時
  3. もう少しでノルマが達成できる時
  4. 機械の成約率は90%ほどあり、且つお客さんが身内の葬儀や海外旅行等で連絡つかなくなっている時に会社からせっつかれたら
  5. パワハラがひどい上司に毎日ノルマの件で怒られて仕方なく
  6. に似ていますが、上司の独断で天ぷら契約させられる
  7. 役員やエリア長など偉い人が参加する会議の日に少しでも成績を良く見せるため

 

他にも色々あるとは思いますが、基本的に営業マンが困ったときに天ぷら契約は発動します。

ちなみに弊社では「天ぷら契約」とは滅多に使わず、「天ぷら」とそのまま言います。

余りに天ぷらが多い状況は「天ぷら定食」と言い、天ぷらを自在に上げる役職を「天ぷら係長」や「天ぷら主任」と呼びますww

天ぷら契約は一瞬の安心と引き換えに、後から来る強烈な不安感の素

先日ポコペソ太郎は天ぷらの報告を上げました。

全然機械が売れない中で、信頼できるお客さんが、ポコペソ太郎君、最低これだけは買いますからね!と言ってくれました。

数日後、お客さんに最終確定の連絡を入れると都合がつかず。このお客さんとの取引は会社ぐるみで20年以上続いているので前回の商談の言葉を信じ、弊社のお偉いさんが来る会議で天ぷら報告(確定報告)をしました。

そしてそのまた数日後、お客さんにポコペソ太郎は聞きました。

「前に言っていた機械、買うと言われてましたので契約の段取り進めていいですか?」

するとお客さんは、

「いや~、他に優先して買わないといけない機械が出来ちゃって、ごめんねポコペソ太郎君」

・・・

もう顔面蒼白です。

先方に非が全くないのでこれ以上追及出来ません。

これは100%落ち度がポコペソ太郎にあります。ノルマに困り、モンスター上司のプレッシャーもあり、会議も迫り、その中での甘い言葉に乗ってしまった迂闊さ、超反省です。

ちなみにこの天ぷら報告の性質ですが、ありがちなパターンでいうと、「1.新機種が発表されて営業がスタートしたが全く売れない時」「4.機械の成約率は90%ほどあり、且つお客さんが身内の葬儀や海外旅行等で連絡つかなくなっている時に会社からせっつかれたら」「7.役員やエリア長など偉い人が参加する会議の前日に少しでも成績を良く見せるため」があてはまります。

・・・ってのんきに分析している場合ではなく、天ぷら完全体になってしまったこの案件の補填先を探さないといけません。

金額にして数十万円でしたが、補填先を見つけられないと、本社や支店、さらにはモンスター上司からも評価を下げられてしまい、降格や転勤の対象になってしまいます。

いつも以上に気合を入れて提案する日々・・・

天ぷらを抱えた日々は生きた心地がしません。

実際、僕の同期はてんぷらを作りまくり、天ぷら定食にして、その天ぷら定食を大盛にして(天ぷらがどんどん膨らんでいきました)、最終的に食べられず(契約の補填が出来ずという意味です)、鬱病になり、そのまま失踪してしまいました。笑えない実話です。

それだけ精神的な負担が大きいです。

ポコペソ太郎はもう、尻に火がついた状態なので、がむしゃらに営業するしかありません。

何回も断られた取引先にもう1度だけ話をしたり、電話で断られそうになった別の法人には「もし機械導入を断ろうという電話なら、ポコペソ太郎と直接会って断って下さい」と、断られるためだけに2時間かけて遠方地に向かったりもしました。

もちろん天ぷらを作るきっかけとなった20年来取引のある法人にも再度アタックです。結果はどうなったでしょうか?

・・・

天ぷら、完食しました!

色々営業に走り回り、昔から付き合いがある大手法人から導入確定の報告をいただきました!

天ぷらを完食出来ました。ちょうど金曜日の夜でした。土曜日以降、笑顔で家族と接することが出来ます。

 ↑ いやっほ~い☆

長くなってしまいましたが、天ぷら契約についてご理解いただけましたでしょうか?

正直、天ぷら契約なんてしなくていいと思いませんか?普通に、決まったものだけを契約すれば良い話ですよね?

でも、日本からサービス残業や、有給消化出来ない環境が無くならない事に少し似てまして、仕事をする人間は大なり小なりなかなか異を唱えられない環境にあると思います。

ノルマのある仕事は仕事のプレッシャーも多く、追い詰められると人間は強い人ばかりじゃないですから、誘惑に負けてしまうんです。ノルマは達成できませんでしたなんて言いたくないんです。

しかし、天ぷら報告はその場は楽ですが、後が地獄です。未来の自分を傷付けるだけなのです

・・・

中々難しい事なのかもしれません。天ぷら報告をやめる事も、サービス残業をやらない事も、嫌な上司にNOという事も・・・。

このブログが少しでもストレスを抱えた皆さんの、ストレス発散場になる事を願っています。それではまた!

 

なんか天ぷら天ぷらばっかり書いていたら、本当に天ぷら定食が食べたくなってきました(汗)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。